後ろ盾失ったデ・ケテラエルがPSV行きにノー、現段階で唯一の選択肢はRCランス?

[写真:Getty Images]

ミランのベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエル(22)は今後の選択肢が限られているようだ。

昨夏のミランにとって目玉補強だったデ・ケテラエル。しかし、迎えた昨シーズンは途中出場がほとんどだったとは言え、公式戦40試合出場でノーゴールという散々な1年に。待てど暮らせどカルチョの水に馴染めなかった。

さらに、どれだけ批判されようと諦めずに支えてくれたテクニカル・ディレクター(TD)のパオロ・マルディーニ氏は今夏に突如として解任され、後ろ盾を失う形に。同氏の在籍時は「今シーズンいっぱいを武者修行」というポジティブな選択肢が広がるも、現首脳陣からは完全移籍での放出を進められている。

イタリア『カルチョメルカート』によると、デ・ケテラエルの去就は今後数週間で大きく動く可能性もあるとのこと。かねてより報じられていたPSV行きは本人が難色を示して消滅したようだが、チャンピオンズリーグ(CL)に参戦するリーグ・アンのRCランスから新たに関心が寄せられ始めたという。

また、イタリア残留という観点ではアタランタ行きが唯一の選択肢とも。ただ、アタランタはデ・ケテラエルを高く評価している一方、獲得コストを考慮してオファーを出しておらず、これから本腰を入れる可能性も限りなく低いとのことだ。

そうなると、RCランスが新天地で唯一の選択肢といったところだが、デ・ケテラエルがこれにどう反応しているかは判明していないとのこと。ミランによる今夏のデ・ケテラエル放出作戦はどのような形で決着するだろうか。

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