冷やしの真骨頂!東京・神保町の人気店で味わう山形名物「つったいラーメン」

旅人へひとこと

冷たいラーメンはもちろん、山形食材を使った料理も多数。いろいろな楽しみ方ができるお店です。

東京を舞台に日本全国のご当地グルメを追い求める本連載。

北は北海道から南は沖縄まで、全国を股にかける、旅に出なくても東京で楽しめるプチ旅行。

リーズナブルに旅行気分を味わうもよし、本当に出かける前の参考にするもよし。

この連載を通じて、日本全国の個性豊かな料理をご紹介できればと思います。

今回は、充実した冷やし麺文化を持つ山形の名物、「つったい(冷たい)ラーメン」を食べに行ってきました。

ラーメン以外も充実の山形天国『ととこ』さんにやってきました

麺“ダイニング”と名乗るだけあって、名物の「つったいラーメン」を筆頭に、充実した麺類のラインナップ。そして、豊富なサイドメニュー群を取り揃えた、神保町のお店です。

サイドメニューの大半は山形グルメだったり、山形産の食材を使用しており、ここに来れば山形のおいしさの大半を知ることが出来るといっても過言ではありません。

すっきり、さっぱり。体に優しい「つったいラーメン」

一見普通のラーメンですが、スープはしっかり冷たく、ちょっと不思議な感覚になります。

パツンとした歯切れのよい細麺に、コクのあるしょうゆベースのスープ。ほのかに柚子が香る感じが素敵です。
お客様の健康へのこだわりを掲げる、『ととこ』らしい優しさを感じる一杯。

普段見慣れないキュウリのトッピングも気になりますが、筆者はトッピングの黄色い食材に注目。山形の特産品に「もってのほか」という食用菊があるのですが、それを使ってくるあたり、こちらのお店かなりの「ガチ」ご当地グルメ店とお見受けしました。

店名は“鶏”の方言である“ととこ”に由来します。

それだけに鶏の炭火焼はこだわりが感じられます。
弾力よく、鶏の味もしっかり。香ばしい炭の香りが、さっぱりとした麺のアクセントとなって全体を引き立てています。

「つったい(冷たい)」を体現する氷。全部で5個入っていました。

「つったいラーメン」の何が凄いかって、脂が固まっていないところですね。

2007年まで74年間日本の最高気温記録を保持していた山形だからこそ生み出せた創意工夫がスープに詰まっていると感じました。

東京じゃお目にかかれない山形食材にも注目!

ぜひ行かれた際には、サイドメニューにも注目してください。期間限定のものも含めて山形の味が目白押しです。

もう少し派手なメニューを選べよ。と思いつつも選んでしまった「月山筍」の炭火焼。姫竹とも呼ばれる、細くて小ぶりな筍ですがこれが旨い。

熱々の皮をむけば、ポキュッとした独特の食感に、野生のえぐみが少々。そこに合わせる自家製の甘味噌。これぞ初夏の山の味って感じです。

もう一品、地味なラインから「赤みずのお浸し」。

筆者の推し山菜の第1位が「みず」という山菜なのですが、これが東京で食べられるとは思いませんでした。

癖のない味とシャキシャキとした食感、ぬめりが特徴の山菜ですが、控えめにいって最高。

このほかにも多種多様な山形の海の幸・山の幸があるので、気になったものは是非味わってみてください。

麺ダイニング ととこ

〒101-0052 東京都千代田区神田小川町3丁目10−9 斉藤ビル 1F

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*この記事は2023年6月時点の情報を基に作成しています。

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ライター:Wakka

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