「別の結末が良かった」 サウジ行き目前のマネが無念の想い吐露

[写真:Getty Images]

サウジアラビア行きが目前となっているバイエルンのセネガル代表FWサディオ・マネ(31)が、無念さを滲ませている。

昨夏に大きな期待と共に加入しながら、ブンデスリーガ25試合で7ゴール5アシストと、リバプール時代の輝きを発揮できなかったマネ。序列が低下すると不満分子と化し、今年4月にはチームメイトであるFWレロイ・サネを殴打する事件を起こすなど、クラブを大いに悩ませた。

こうした振る舞いもあり、バイエルンは今夏の移籍市場で早くもマネの売却を希望。サウジアラビアのアル・ナスルからオファーが届くと積極的に交渉を進め、移籍金3000万ユーロ(約46億8000万円)前後で口頭合意に至った。

この移籍により、アル・ナスルでは年間4000万ユーロ(約62億4000万円)を超える年俸を手にすることとなるマネだが、本人としては不本意な形でのバイエルン退団になったようだ。ドイツ『スカイ・スポーツ』のインタビューに応じた際、バイエルンで別の結末を望んでいたと無念さを吐露している。

「こうしてバイエルンに別れを告げるのは、とても悲しい。できることなら、別の結末が良かった。今シーズンなら、このチームを助けることができたはずなんだ。それをみんなに証明したかった」

「僕としては、クラブとファンの将来が最善であってほしい。今はそれだけを祈っているよ」

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