特殊詐欺の被害額、2年連続増加 上半期、架空料金請求が最多

 今年1~6月の特殊詐欺の被害額(暫定値)は前年同期より40億7千万円(26.8%)増の193億円だったことが1日、警察庁のまとめで分かった。上半期の増加は2年連続。認知件数は同1944件(25.9%)増の9464件。手口別では架空料金請求詐欺が急増し、2549件、68億8千万円で最も多かった。各地の警察は、コンビニや金融機関と連携し、被害防止対策を進める。

 警察庁によると、架空料金請求詐欺の認知件数は前年同期の2倍以上となった。うち半数近くはパソコンがウイルスに感染したのを復旧させるなどと偽り料金を請求する「サポート詐欺」だった。

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