回答7割「ヒグマ増えた」 北海道、市町村に調査

北海道標茶町で撮影されたヒグマ=6月(同町提供)

 北海道は1日の道議会で、ヒグマに関するアンケートで道内の157市町村から回答があり、うち68%に当たる106自治体が、10年前と比べ「生息数が増えている」と答えたと公表した。また、20自治体が出没を受け休校や集団下校の措置をしたことがあるとした。

 道によると、回答自治体の78%は「人材の確保」を対策の課題に挙げた。捕獲従事者の確保状況については「数年後は厳しい」との回答が60%、「既に厳しい」が25%に上り、深刻なハンター不足が浮き彫りとなった。

 調査は全179市町村中、ヒグマの生息実態がない4町を除いた175市町村を対象に、5月16日~26日に実施した。

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