ラトバラ、3年ぶりのWRC復帰戦を前にGRヤリス・ラリー1をテスト。カラーリングも公開

 8月3~6日にフィンランドのユバスキュラで開催されるWRC世界ラリー選手権第9戦ラリー・フィンランド。シリーズ屈指のハイスピード・グラベル(未舗装路)ラリーとして知られる同イベントでは既報のとおり、TOYOTA GAZOO Racingワールドラリーチーム(TGR-WRT)のチーム代表であるヤリ-マティ・ラトバラが、ドライバーとして母国ラリーに出場する。

 2020年のラリー・スウェーデン以来、約3年ぶりのWRC復帰戦を目前に控えた7月の最終日。ラトバラ“選手”は自身のSNSを更新し、ユホ・ハンニネンとのコンビで乗り込み自身がステアリングを握るトヨタGRヤリス・ラリー1のカラーリングを初公開した。サイドウインドウに記されたカーナンバーは97だ。

 また、同日にはホワイト、ブラック、レッドの3色で彩られたチーム4台目のハイブリッド・ラリーカーでのテストの様子が撮影された写真と動画をX(旧Twitter/@JariMattiWRC)にて公開。38歳のフィンランド人はWRC通算210回目となるラリーのスタートが待ちきれないと綴った。

 フィンランドで過去3勝をマークしているラトバラはGRヤリス・ラリー1でのテストを終えた後、「今日はいい一日だった! テストではクルマのフィーリングがとても良かったし、ユホ(・ハンニネン)と一緒にとても楽しめたよ!」とコメントしている。

 なお、今週末のラリーではラトバラ代表に代わってTGR-WRTの豊田章男会長がチーム代表代行を務めることになっている。

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