太陽光発電の電気を東武動物公園へ送電 出光興産らがサービス提供開始

出光興産株式会社(以下、出光興産)らは7月26日、東武グループのカーボンニュートラル実現を支援するため、東武商事株式会社(以下、東武商事)との連携開始を発表した。自己託送代行サービスを東武商事に提供し、東武商事が所有する太陽光発電設備で発電した電気を、8月1日から東武動物公園へ送電するという。

今回の取り組みは、出光興産と出光興産の100%子会社であるソーラーフロンティア株式会社(以下、ソーラーフロンティア)で実施する。提供する自己託送代行サービスは、自己託送制度を利用する企業に代わり、自己託送に係る業務を包括的に代行するというものだ。出光興産およびソーラーフロンティアが共同で開発しており、3月から本格的に提供している。

出光興産ら、太陽光発電の自己託送の手続き・運行代行サービス提供開始

出光興産株式会社(以下、出光興産)らは、遠隔地に設置した太陽光発電設備から需要施設へ電力を送電する自己託送において、手続きおよび運用をワンストップで代行するサービスを開発した。3月15日付のプレスリリースで明かしている。同サービスは、3月から本格提供を開始している。自己託送とは、自社の発電設...

今回の取り組みにより、東武動物公園においては、電力使用量のうち約19%を再生可能エネルギーに転換でき、約319t(年間)のCO

排出量を削減することが期待できる。さらに、自己託送による電力供給で不足する電力は従来どおり、東武商事の取次により、小売電気事業を展開する出光興産が「東武のでんき」として供給する。

出光興産およびソーラーフロンティアは、今後もさまざまな企業が持つ脱炭素化への課題に対し、自己託送代行サービスを始めとする具体的なソリューションを提供することで、持続可能な社会の実現に貢献していくと述べている。

自己託送のイメージ図

(出典:出光興産 Webサイトより)

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