熱中症搬送1万1765人 18人死亡、暑さ厳しく

 総務省消防庁は1日、熱中症により7月24~30日の1週間に、全国で1万1765人が救急搬送されたとの速報値を公表した。厳しい暑さが続き、前週から2575人増加。1週間の搬送者数が1万人を超えるのは今年初めて。搬送後に死亡が確認されたのは15道府県で計18人だった。

 気象庁によると、今後も35度以上の猛暑日に達する日が予想される。消防庁は小まめな水分補給、適切なエアコン使用といった対策を呼びかけている。

 搬送者のうち、3週間以上の入院が必要な重症者は275人、短期の入院が必要な中等症は3651人。年齢別では、65歳以上の高齢者が6644人と全体の56.5%を占めた。

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