幽玄 幻想庭園、烏城灯源郷が開幕 後楽園と岡山城 31日まで光包む

まりを模した照明が色鮮やかに輝く後楽園の芝生

 岡山市の後楽園と岡山城を光で染める「夏の幻想庭園」「夏の烏城灯源郷」が1日夕、開幕した。31日まで一帯を柔らかな光で包み、来場者を幻想世界へといざなう。

 3年ぶりとなるオープニングセレモニーが後楽園であり、岡山城と合わせて761基の投光器や灯籠などが一斉に点灯。園内の芝生や松林には、まりや折り鶴を模した照明がピンクや緑色などに輝き、夏の夜を彩った。

 友人3人と浴衣姿で訪れた岡山市・就実中2年の女子生徒(13)は「涼しげでポップな色合いが夏らしくてとてもきれい」と話した。

 岡山城では、天守閣前の広場に並んだカラフルな和傘が光に照らされ、神秘的なムードを演出。天守閣のほか、石垣の一部や周辺の木々も色とりどりにライトアップされた。

 午後6時~9時半(入園・入場は同9時まで)。幻想庭園は岡山県と後楽園魅力向上委が主催し、岡山市、山陽新聞社が共催。烏城灯源郷は岡山市、おかやま観光コンベンション協会、山陽新聞社でつくる実行委が主催。

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