パリSGがFIFAへレアル・マドリードの申し立て検討。エムバペ"契約違反"の証拠あり!?

フリーになるならば、事前交渉は来年1月1日から可能だが――。

フランス代表FWキリアン・エムバペの“契約問題”を受けて、フランス1部パリ・サンジェルマンがFIFA(国際サッカー連盟)に対し、スペイン1部レアル・マドリードの“違反行為”を申し立てることを検討しているという。スペインメディア『マルカ』が8月1日に報じた。

同メディアによると、フランスメディア『レキップ』などがこれまでに、エムバペ側はレアル・マドリードとすでに来季フリートランスファーになったあと契約を結ぶことで合意していると報じたという。これを受けて、パリSGがFIFAに契約に関する規約の違反行為であると、申し立てを検討しているというのだ。

FIFAの規約では、選手が所属先との契約更新の意思を示されければ、半年前から他チームとの交渉を開始できる。つまりエムバペは本来、来年1月1日から、レアル・マドリードなどと“フリーになったあと”に関する交渉ができる。現在は夏の移籍マーケットの最中である。

しかしこの夏の移籍を希望していないというエムバペについて、パリSGは懐疑的にレアルがすでにエムバペサイドと内密に合意していると見ているのだ。そして2024-25シーズンの契約オプションを選択する期限は7月31日だったため、これが過ぎたため、今季限りでエムバペがPSGを退団することは事実上決定した。

この夏のマーケットでは、プレミアリーグのチェルシーFCがまだ獲得を検討していると言われる。1年間のレンタルという“奥の手”が発動されることも!?

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1年間飼い殺されても構わないというスタンスであるエムバペに、パリSGが業を煮やしていろいろな策を講じているようだが、事前契約の証拠を集めるとなると相当困難に違いない。あくまでもあと1年間はパリSGのために全力で戦うと“真っ当”なことを語ってきた24歳のスーパースターは、腹を括っているようだが……。

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