大型で非常に強い台風6号 勢力を維持したまま沖縄にかなり接近 速度が遅いため4日(金)にかけて荒天長引く

台風6号が接近している沖縄地方では、2日(水)にかけて暴風や高波、高潮に厳重警戒、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、奄美地方では2日にかけて高波に厳重警戒、暴風に警戒が必要となる。九州南部でも2日にかけて高波に警戒が必要だ。

大型で非常に強い台風6号は、1日(火)午後11時には那覇市の南約100キロにあって、時速約15キロで西北西へ進んでいる。台風は非常に強い勢力を維持したまま2日から3日(木)にかけて、沖縄地方にかなり接近する見込み。その後、台風は東シナ海で速度が遅くなるため、4日(金)以降も沖縄地方や奄美地方では大荒れや荒れた天気となるおそれがある。

沖縄地方や奄美地方では、猛烈な風や非常に強い風が吹いて、猛烈なしけとなっている。沖縄地方では、2日にかけて一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹き、猛烈にしける見込み。 

沖縄地方では、頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重な警戒が必要だ。奄美地方でも、2日にかけて暴風となり、猛烈なしけとなる。 

また、台風の影響と大潮の時期が重なるため、沖縄地方や奄美地方では潮位が高くなる所がある。沖縄地方では2日にかけて、高潮や高潮と重なり合った波浪による浸水に厳重な警戒が必要だ。

 台風本体や周辺の発達した雨雲により、沖縄地方や奄美地方では雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある。土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。

 また、竜巻などの激しい突風や落雷にも注意が必要となる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。

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