ブレーブスがさらなるブルペン補強 ロッキーズからハンドを獲得

先日、ロッキーズからピアース・ジョンソンを獲得してブルペンを強化したブレーブスがさらなるブルペン補強に動いた。トレード期限最終日となった日本時間8月2日、ブレーブスはまたしてもロッキーズとのトレードを成立させ、25歳のマイナー右腕アレック・バーガーを放出して33歳のベテラン左腕ブラッド・ハンドを獲得。MLB公式サイトによると、マーリンズ、メッツ、フィリーズ、ナショナルズでのプレー経験があるハンドがブレーブスの一員として登板すれば、ナショナル・リーグ東地区の全5チームでプレーした史上初の選手になるという。

ハンドはパドレスやインディアンス(現ガーディアンズ)でセットアッパーやクローザーを務めた実績のある投手であり、2017年から3年連続でオールスター・ゲームに選出。1年契約でロッキーズに加入した今季はここまで40試合に登板して35回2/3を投げ、3勝1敗、3ホールド、防御率4.54、41奪三振、WHIP1.43を記録している。13年間のメジャー生活で通算559試合に登板し38勝53敗131セーブ、69ホールド、防御率3.66をマーク。パドレス時代の2016年には自己最多の82試合に登板し、短縮シーズンの2020年にはインディアンスのクローザーとして16セーブを挙げ、最多セーブのタイトルを手にした。かつてのような支配的な投手ではないものの、経験豊富なハンドの加入はブレーブスにとってプラスになるはずだ。

ロッキーズが獲得したバーガーは2019年ドラフト17巡目でブレーブスに入団した25歳の右腕。メジャー経験はなく、「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングでもブレーブスのトップ30圏外だったが、プロ入り以降着実にマイナーの階段を上り、今季はAA級で30試合に登板して3勝2敗5セーブ、3ホールド、防御率3.29をマークしている。コンテンダーが実績のある選手を獲得し、低迷しているチームが若手を獲得するという、トレード・デッドラインにおける典型的な動きとなった。

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