メッツがバーランダーも放出 わずか半年で古巣アストロズ復帰へ

マックス・シャーザーをレンジャーズへ放出したメッツは今季獲得したばかりのジャスティン・バーランダーも手放すことを決断した。トレード期限最終日を迎えた日本時間8月2日、MLB公式サイトのマーク・フェインサンド記者が関係者から得た情報によると、メッツはバーランダーをアストロズへトレード。バーランダー自身もすでに拒否権を破棄してトレードを承認しており、トレードは成立しているという。メッツは対価としてアストロズのナンバーワン有望株ドリュー・ギルバートを含む2選手を獲得するようだ。

現在40歳のバーランダーは、3度目のサイ・ヤング賞に輝いた昨季終了後にFAとなり、2年8666万ドル+オプション1年の大型契約でメッツに加入。今季は故障による出遅れもあり、ここまで16試合に先発して6勝5敗、防御率3.15にとどまっているが、直近7先発では防御率1.49と調子を上げており、逆転での地区優勝を狙うアストロズにとって大きな戦力になることは間違いない。なお、大谷翔平をキープして9年ぶりのプレーオフ進出を目指すエンゼルスにとっては、シャーザーとバーランダーの両方が同地区ライバルに加入するという展開となった。

アストロズが放出するのは「MLBパイプライン」の球団別プロスペクト・ランキングで1位のギルバートと4位のライアン・クリフォードの2選手。ギルバートは昨年のドラフト1巡目(全体28位)で入団した22歳の外野手で、メジャー全体のプロスペクト・ランキングでも68位という高い評価を受けている。今季はマイナーA+級とAA級で合計81試合に出場し、打率.274、12本塁打、38打点、10盗塁、OPS.821をマークしている。

一方のクリフォードは昨年のドラフト11巡目で入団した20歳の外野手で、今季はマイナーA級とA+級で合計83試合に出場し、打率.291、18本塁打、61打点、4盗塁、OPS.919を記録。なお、メッツ側の金銭負担があるかどうかについては、現時点では明らかになっていない。

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