大型で非常に強い台風6号 沖縄に最接近 暴風や高波・高潮・土砂災害に厳重警戒 大荒れ長引くおそれ

 沖縄では、あす3日(木)にかけて、暴風や高潮、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要となる。また、4日(金)にかけて高波に厳重な警戒が必要だ。奄美では、きょう2日(水)は高波に厳重に警戒し、暴風に警戒が必要となる。九州南部では、きょう2日(水)は高波に警戒が必要だ。

 大型で非常に強い台風6号は、2日(水)午前4時には那覇市の南西約80キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで西北西へ進んでいる。中心の気圧は930ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心の東側280キロ以内と西側220キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
 台風は、非常に強い勢力を維持したまま、3日(木)にかけて沖縄にかなり接近した後、東シナ海で速度が遅くなるため、5日(土)以降も沖縄や奄美では大荒れや荒れた天気となり、台風の影響が長引くおそれがある。

暴風・高波

 沖縄や奄美では、猛烈な風や非常に強い風が吹いて、猛烈なしけとなっている。
 南城市糸数では、2日(水)午前3時9分に最大風速、東の風35.0メートル(統計開始以来8月として第一位)を観測した。
 沖縄では、3日(木)にかけて猛烈な風が吹き、特に、2日(水)は一部の住家が倒壊するおそれもある猛烈な風が吹きそうだ。また、4日(金)にかけて、猛烈にしける見込み。
 奄美では、2日(水)は暴風となり、猛烈なしけとなりそうだ。

 沖縄では、頑丈な建物の中に移動するとともに、屋内では窓から離れるなど暴風に厳重な警戒が必要で、高波にも厳重な警戒が必要となる。
 奄美では、高波に厳重に警戒し、暴風に警戒が必要だ。九州南部では、高波に警戒が必要となる。

大雨・雷・突風

 台風本体や周辺の発達した雨雲により、沖縄や奄美では雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所がある見込み。土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。
 また、竜巻などの激しい突風や落雷に注意が必要で、発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めたい。

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