マーリンズがWソックスの長距離砲バーガーを獲得 今季25本塁打

新戦力のジーン・セグラが攻守両面で期待を裏切り、三塁手が大きな穴となっていたマーリンズが弱点の補強に動いた。トレード期限最終日を迎えた日本時間8月2日、「スポーツグリッド」のクレイグ・ミッシュ記者が伝えたところによると、マーリンズは有望株左腕ジェイク・エダーをホワイトソックスへ放出し、長距離砲ジェイク・バーガーを獲得したという。バーガーはメジャー3年目の今季、294打数で25本塁打を量産。確実性に大きな課題を残すものの、マーリンズにとっては三塁のアップグレードとなりそうだ。

現在27歳のバーガーは2017年ドラフト1巡目(全体11位)でホワイトソックスに入団。メジャーデビューした2021年は15試合で1本塁打、昨季は51試合で8本塁打と着実な成長を見せ、今季はここまで88試合に出場して打率.214、25本塁打、52打点、OPS.806をマークしている。102三振に対してわずか22四球、出塁率.279という粗っぽい打撃が課題ではあるものの、シーズン600打数に換算すれば50本を超えるペースでアーチを量産している長打力は大きな魅力。プレーオフ進出を狙うマーリンズは主砲ホルヘ・ソレア(今季25本塁打)以外に15本塁打以上の打者が1人もいないため、待望の長距離砲加入ということになる。

一方、現在24歳のエダーは2020年ドラフト4巡目でバンダービルト大からマーリンズに入団した有望株左腕。2021年にマイナーAA級で15試合に先発して防御率1.77の好成績を残し、トミー・ジョン手術から復帰した今季はA級とAA級で合計9試合に先発して2勝3敗、防御率4.12を記録している。「MLBパイプライン」が公開している球団別プロスペクト・ランキングでは4位という高い評価を受けており、マーリンズは少なくとも2028年シーズンまで保有できるバーガーを獲得するために、将来有望なサウスポーを手放すことになった。

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