「親の都合で離婚して子供たちが不憫」キャンドル・ジュン 実父が語った憔悴心中…広末涼子は“女優復帰”希望の能天気ぶり

「私にとっては、孫たちがかわいそうでなりません。親の都合で離婚して、子供たちが不憫です」

そう語ったのは長野県松本市在住の弦楽器製作者の井筒信一さん(87)。キャンドル・ジュン氏(49)の実父であり、広末涼子(43)にとっては元義父だ。

広末と鳥羽周作氏(45)のW不倫発覚から約1カ月半がたった7月23日、広末は所属事務所の公式サイトでキャンドル氏との離婚を発表。3人の子供の親権を彼女が持つことが明かされた。

この発表を受け、井筒さんは憔悴しきった表情で本誌に心中を吐露した。

「騒動が起きてから息子とは一度しか話せていません。きちんとした説明を受けていないので、なかなか納得できないですね……。夫婦のどちらが悪かったとか、どうすれば離婚しなくてすんだかなんて私にはわかりません。

子供は広末さんが育てることになりましたが、彼女は私たちと違ってまだ若くて体力もありますし、子育てもちゃんとやってくれるでしょう。私たちは、それを見守っていくだけなんです」

本誌が井筒さんに取材した翌26日、キャンドル氏も公式サイトで離婚に関する声明を発表した。

「キャンドルさんの約6000字にわたる離婚報告文には、『子供達のことを第一に』という表現が繰り返されていたのが印象的でした。親権を手放さざるをえず、子供たちから離れることに忸怩たる思いがあったのかもしれません。

一方、広末さんは自らの不倫騒動がきっかけになったのに、かねて望んでいたという離婚も成立し、信頼する母親がそばにいながら子育てができるという環境になりました。まさに“思いどおりの結果”ともいえるでしょう」(芸能ライター)

実際、本誌は離婚発表の数日前、晴れやかな表情で買い物や整体を楽しむ広末の姿を目撃している。現在、所属事務所により無期限謹慎処分を受けている広末。離婚問題から“解放”されたあとは、女優復帰を希望しているという。

「不倫発覚で主演映画の製作が中断しました。高知が舞台の映画で、広末さんは地元への恩返しの意味もあり、『この作品は絶対にやりたい』と今も口にしています。

本人は『復帰作にする』と意気込んでいますが、『事態の深刻さに気づいていないのでは?』と周囲の反応は冷ややかですね」(映像制作関係者)

広末が復帰に向けて動きだしている一方で、鳥羽氏の行方は知れないという。

「騒動後は、自身が監修した長野県の古民家レストランに滞在したり、各地を転々としているようです。家族と暮らしていた自宅には戻っておらず、奥さんとの離婚協議も進んでいないと聞きました」(芸能関係者)

鳥羽氏の妻・Aさんは埼玉県内の自宅マンションに戻り、女手一つで息子2人の面倒を見ている。

「鳥羽さんの奥さんはキレイで、すごくいい人ですよ。先日、お子さんが夏休みに入ったからか、プールに連れていく姿を見かけました。やんちゃ盛りの男の子2人なので大変そうですね」(近隣住民)

鳥羽氏の自著によると、彼とAさんの出会いは勤務先の小学校。2人はともに教師だったという。

《僕が「学校の先生辞めて料理人目指すわ」と伝えたときも、奥さんは「できると思います」と言ってくれました。結婚したのは僕が32歳のときです。最初のレストランを辞める手前くらい。それまでズルズルと7年くらい付き合っていたんですが「そろそろ結婚かな」という話になりました。(中略)僕がダメなときは奥さんにぜんぶ食べさせてもらっていた。感謝しかありません》(『本日も、満席御礼。』幻冬舎)

Aさんは上映中止になった鳥羽氏のドキュメンタリー映画にも出演していた。インタビューでは「子供が小さい時期は今だけなので一緒に見られたらいいな」と夫への本音を漏らす場面もあった――。

「鳥羽さんは不倫発覚後も追い討ちをかけるように、広末さんとの“純愛”を強調しています。糟糠の妻であるAさんの受けた悲しみは計り知れません。

しかし、広末さんの離婚発表コメントにも、鳥羽さんの妻子への謝罪や配慮はありませんでした。にもかかわらず、この発表をもって今回の一件を終結させたいと主張しているのは“身勝手”と批判されても仕方がないでしょう」(前出・芸能ライター)

夫が戻らぬ家で将来に不安を感じながら懊悩を続けている鳥羽シェフの妻。今回の騒動に巻き込まれた“家族たち”の心の整理が終結するまでにはまだ時間がかかりそうだ。

© 株式会社光文社