Dバックスがメッツからファム獲得 対左腕用の外野手として期待

メッツの解体がさらに進んだ。トレード期限最終日を迎えた日本時間8月2日、「SNY」のアンディ・マルティノ記者、「ニューヨーク・ポスト」のジョエル・シャーマン記者らが報じたところによると、メッツはドミニカ共和国出身の17歳の遊撃手ジェレミー・ロドリゲスとのトレードでダイヤモンドバックスにトミー・ファムを放出したという。ダイヤモンドバックスは外野のレギュラー3枠すべてを左打者が占めており、右打ちのファムは対左腕用のプラトーン要員としての起用が中心となりそうだ。

現在35歳のファムは2014年にカージナルスでデビューしたあと、レイズ、パドレス、レッズ、レッドソックスを渡り歩き、メッツに加入した今季がメジャー10年目のシーズン。今季ここまで79試合に出場して打率.268、10本塁打、36打点、11盗塁、OPS.820をマークし、特に左腕に対してOPS.871と強さを見せている。今季のダイヤモンドバックスはコービン・キャロル、アレック・トーマス、ジェイク・マッカーシー、ルルデス・グリエルJr.の4人が外野3ポジションを分け合う形となり、グリエルJr.はDHでの出場も多い。キャロル、トーマス、マッカーシーの3人はいずれも左打者であり、新人王候補のキャロルはともかく、トーマスやマッカーシーはファムとプラトーン的に起用されるケースが増えそうだ。

メッツが獲得したロドリゲスはドミニカ共和国出身の17歳の遊撃手。今季はルーキーリーグで36試合に出場して打率.256、2本塁打、18打点、12盗塁、OPS.765という成績を残している。史上初めて年俸総額が3億ドルを超えながらも予想外の低迷で、マックス・シャーザー、マーク・キャナ、ジャスティン・バーランダーを次々に放出したメッツ。外野の準レギュラーとして奮闘していたファムも手放すことになり、今回のトレード・デッドラインでは完全に売り手としての動きを見せることになった。

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