国民・前原氏が代表選出馬へ 「野党結集で政権交代を」

記者会見する国民民主党の前原代表代行=2日午前、国会内

 国民民主党の前原誠司代表代行は2日午前、国会内で記者会見を開き、任期満了に伴う9月の党代表選に立候補すると表明した。「非自民・非共産の枠組みで政策本位の野党協力、野党結集を進め、政権交代の道筋を付けたい」と述べた。玉木雄一郎代表も立候補の意向を明らかにしており、両氏による一騎打ちとなる見通し。

 前原氏は玉木氏の党運営について「政治は結果責任だ。政党支持率も2%前後にとどまっている」と転換する必要があると指摘。野党候補が乱立した4月の衆院千葉5区補欠選挙に触れ「自民を利する形になった。これが全体に広がると、国民の思いと違う日本になる」として、野党間で協力して自民に対峙すべきだと強調した。

 日本維新の会の馬場伸幸代表に関しては「国家像を共有する同志だ」とも語り、連携に強い意欲を示した。

 代表選は21日に告示され、9月2日の臨時党大会で新代表を選出する。

© 一般社団法人共同通信社