「剣道の指導で体罰」 中学校の男性教諭が減給2カ月の懲戒処分

 栃木県教育委員会は1日、顧問を務める部活動で生徒に体罰を行ったとして、中学校に勤務する男性教諭に対し減給2カ月の懲戒処分を行ったと発表しました。

 生徒への体罰を行ったとして減給2カ月の懲戒処分を受けたのは、県南地区の中学校に勤務する26歳の男性教諭です。この男性教諭は今年(2023年)4月28日顧問を務める剣道部を指導中に精神鍛錬として1人の生徒に対し、1時間に及ぶ掛かり稽古を行い、右手の打撲などのけがをさせました。けがをした生徒の保護者から学校に連絡があり発覚したということです。

 男性教諭は、県教育委員会に対し「けがをさせたことについて指導者として反省している。生徒に対し申し訳ない」と話しているということです。

 県教育委員会の阿久澤真理教育長は「体罰は絶対に許されないと指導してきたが、このような事案が発生したことを大変重く受け止めている。教職員一人一人の規範意識を高め信頼の回復に粘り強く努める」とコメントを発表しています。

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