なぜ夏は急に大雨が降るの?ゲリラ豪雨に備えた対策まで

夏は急な大雨が降りやすい

夏は、急に曇ったかと思うと、ちょっと涼しい風が吹いて、一気に滝のような雨が降り始めることが多々あります。近年増えてきたゲリラ豪雨は、私たちの生活を脅かす可能性がある危険な雨の降り方をするのが特徴です。

どうして夏は、ゲリラ豪雨が降りやすいのでしょうか?その原因と、備えについてまとめました。

夏ゲリラ豪雨が降る原因

夏になるとゲリラ豪雨が降る原因は、以下のものがあります。短時間で降りやむ仕組みや、集中豪雨との違いも、チェックしておきましょう。

ゲリラ豪雨が発生する理由

ゲリラ豪雨の原因は、夏に発生する積乱雲です。縦長でもくもくとした雲が積乱雲であり、積乱雲の下ではゲリラ豪雨が降っています。SNSやニュースでも取り上げられている、雲の下に真っ白な柱が見えるほど雨が降っている様子は、この時期特有の光景ですね。

積乱雲は、以下の条件で発生します。

  • 暖かい空気と冷たい空気が衝突する
  • 地面が強い太陽光線を浴び続ける

上記のことが起きると上昇気流が発生し、雲が厚くなって積乱雲が誕生するのです。

ゲリラ豪雨は、どれくらいで止むの?

ゲリラ豪雨は、基本的に30分~1時間ほどの短期間で止むことが多いです。これは、積乱雲の寿命が短時間しか持たないためなので、大幅に上記の時間を超えて雨が降り続くことはありません。

しかし、短時間で止むからといって甘く見るのは危険です。近年のゲリラ豪雨は想像以上の雨が降るため、河川の急激な増水や浸水被害などが発生しやすくなっています。

集中豪雨とゲリラ豪雨の違い

集中豪雨とゲリラ豪雨の違いは、以下の通りです。

  • 集中豪雨…積乱雲がその場で新規作成され続けるため、豪雨が長時間降り続きやすい
  • ゲリラ豪雨…積乱雲が潔く消えてくれるため、短時間で終了する

集中豪雨の原因も積乱雲なので、豪雨が長時間降り続くことによる被害が大きくなることが多くあります。

ゲリラ豪雨に備えた対策とは

ゲリラ豪雨への対策は、以下のものがあります。

  • 建物の中に避難する…2階以上に避難
  • 川には近寄らない
  • 側溝や水路は避ける
  • マンホールの上は歩かない…増水によってマンホールのふたがずれてしまい、マンホールの中に落ちることがある
  • お天気アプリを活用して、豪雨の前に避難する

ゲリラ豪雨は、避けられないことも多いです。しかし、避けられたり身の安全を確保できるのであれば、ゲリラ豪雨がこちらに来る前にしっかりと対策を練りましょう。

まとめ

ゲリラ豪雨は、どんな場所に住んでいても起こりえるものです。特に夏場は、ゲリラ豪雨が発せしやすいため注意が必要!自分や家族の身の安全を守るためにも、アプリなどを活用してゲリラ豪雨に備えましょう。

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