<レスリング>吉田泰造(香川・高松北高)がAIN(中立=ロシア)選手を破って優勝…2023年U17世界選手権・第2日(1)

 

 2023年U17世界選手権第2日は8月1日、トルコ・イスタンブールで前日スタートの男子グレコローマン5階級の敗者復活戦とファイナルが行われ、決勝に進んだ80kg級の吉田泰造(香川・高松北高)ミハイル・シャカリン(AIN=ロシア)を8-6で破り、優勝した。

 昨年大会は8位に終わっていた吉田は、前日、4試合をテクニカルフォールで快勝。決勝は中立国選手として参加してきたロシア選手と対戦し、一時は7-0とリードし、テクニカルフォールを目前とした。相手の粘りでポイントを許したものの、最後は8-6で振り切った。

▲ロシア選手を破って優勝の吉田泰造(香川・高松北高)=UWWサイトより

 国際大会では初の優勝。U17(旧カデット)での男子の優勝は、2017年の松井謙(岐阜・中京高)榊流斗(JOCエリートアカデミー/東京・帝京高=現クリナップ)以来6年ぶり。グレコローマンでは4人目となり、80kg級の優勝は両スタイルを通じて最重量。

 これまでは2013年69kg級で勝ったアーセン佐々木(ハンガリー・バビロン高)が最重量。シニアなど全世代を通じても、昨年のU23世界選手権86kg級を制した白井達也(日体大=現佐賀県スポーツ協会)に続く2番目の重量級選手の快挙となった。

 敗者復活戦に回った48kg級の椎名遥玖(東京・文化学園大杉並高)は、敗れて上位進出はならなかった。

 各選手の成績は下記の通り。


※小文字は前日に実施

男子グレコローマン

 【48kg級】椎名遥玖(東京・文化学園大杉並高)   10位=19選手出場《トーナメント表》
敗復戦 ●[5-11]Maksim BRADZIAK(AIN=ベラルーシ)
2回戦 ●[Tフォール、2:39=0-10]Payam Farzad AHMADI BALOOTAKI(イラン)
1回戦  BYE

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 【80kg級】吉田泰造(香川・高松北高)   優勝=26選手出場《トーナメント表》
決 勝 ○[8-6]Mikhail SHKARIN(AIN=ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、3:13=10-2]Uladzislau DUBROUSKI(AIN=ベラルーシ)
3回戦 ○[Tフォール、2:26=11-2]Alireza Abghar ABBASI(イラン)
2回戦 ○[Tフォール、0:44=10-0]Itzhak Shon Itzhak NEMSADZE(イスラエル)
1回戦 ○[Tフォール、2:18=12-2]Emir Tugra DAYAL(トルコ)


《以下、前日に全試合終了=順位を記載》

 【55kg級】髙橋柊生(山梨・韮崎工高)   9位=27選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[1-6]Mohammadreza Gholamreza GHOLAMI(イラン)
1回戦 ○[不戦勝=VFO]Bayramgeldi YAGMYROV(トルクメニスタン)

※敗者復活戦へ回れず

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 【65kg級】江口翼(京都・丹後緑風高)   27位=28選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[Tフォール、2:49=0-9]Kumar SACHIN(インド)
1回戦  BYE

※敗者復活戦へ回れず

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 【110kg級】片松龍誠(香川・高松北高)   16位=20選手出場《トーナメント表》
2回戦 ●[0-2]Andreas Samuel KERN(スロバキア)
1回戦  BYE

※敗者復活戦へ回れず

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