理由なく長期欠勤 31歳男性市職員を懲戒免職 パワハラでの特別休暇を主張、別の勤務提案も応じず 千葉・君津市

君津市役所

 正当な理由もなく長期間欠勤したとして、君津市は1日、経済環境部の男性技師(31)を地方公務員法(職務専念義務)違反で懲戒免職処分にしたと発表した。処分は7月31日付。

 市によると、技師は「パワハラを受けた」として体調不良を理由に年次有給休暇を1月20日~2月19日の間取得したが、同月20日以降も「パワハラで出勤できない状況は特別休暇」と主張し、欠勤を続けた。

 市はハラスメント処理委員会を2回開催。「勤務命令の範囲を逸脱せず、パワハラに該当しない」との審議結果を伝え、特別休暇に該当しないことや別の勤務を提案したが応じなかったという。

 技師は2018年4月採用で農業系の仕事に従事。1月17日から3日間、コロナ禍で人員不足の施設への応援と時間外勤務を命じられたことがパワハラと主張していた。

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