松山ケンイチが朝ドラ初出演「15年前から目標だった」

日本初の女性弁護士・三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、女優・伊藤沙莉がヒロインを務める2024年前期の連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)。その主人公・猪爪寅子(ともこ)の法曹としての歩みに大きな影響を与える先輩のひとりを松山ケンイチが演じることが発表された。

連続テレビ小説『虎に翼』に出演する松山ケンイチ

大河ドラマ『どうする家康』では、直近の7月30日放送回に久々に家康の前に戻った本多正信役で出演している松山。意外にも今回が朝ドラ初出演となり、本人も「この度出演させていただく事になり、とてもうれしく思っています」と喜びのコメントをしている。

また、「僕は15年前から朝ドラに出演する事を目標に俳優活動を続けてきました。このタイミングで目標が達成された事を考えると、活動を続けていく事が大切な事だと、改めて感じました」と感慨深げ。

役柄は、司法の独立を重んじる気鋭の裁判官で、堅物で腹の内を決して見せないキャラクター。寅子に対して、女性が法律を学ぶことに疑問を呈する「法の世界」の手ごわい先輩だが、「視聴者のみなさまの心に残るよう僕自身も楽しんで演じていけたらと思います」と気を引き締める。

このほか、寅子にとって生涯の師となる法学者役を演じる小林薫も「キャスティングも楽しみな方たちばかりで、今からワクワクしています。現場の空気にも早く慣れて、足手まといにもならないよう努めたいと思っております」とコメントしている。

同作は、日本初の女性専門の法律学校を卒業し裁判官になる女性をヒロインに、政治でも経済でも解決できない追いつめられた人々を、その苦境から救うため情熱をもって仲間たちと向き合う物語。2024年春の放送で、2023年秋にクランクインを予定している。

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