サッカー選手に欠かせない用具のひとつであるすね当て。
競技規則でも、競技者が身につけなければならない基本的な用具のひとつとして明記されており、「適切な材質でできていて、それ相応に保護することができ、ソックスで覆われていなければならない」と規定されている。
ただ、ソックスをずり下げて履く選手のすね当てはほぼ意味をなさないような大きさになっていることもある。
そうしたなか、吉田麻也がこの件に言及。TOKYOFMをキーステーションに放送中の「チャレンジ&カバー」で、「すね当てをつける意味ないのではと思うほどソックス下げてる選手がいるけれど何か意味があるの」と聞かれるとこう答えていた。
いや分かるよ。意味はないんじゃないかな、結論から言うと(笑)
僕もいつも不思議に思う…僕はパシッと上げるタイプなんですけど。
最近だとシティのグリリッシュやデパイとか、ちょっと前の有名選手だとベロン、ルイ・コスタ、トッティとか、割りとテクニシャンに多いですね。日本だと大久保嘉人選手とかもかなり下げてましたけど。
あれは一説によると、ふくらはぎを締めつけられるのが嫌いという選手がいるらしい。それによって攣りやすくなるっていう感覚があるから、そこに引っ掛からないように下げてるとか。
でも、ああいう人だけじゃなくて、ヨーロッパ人に多いんですけど、すね当てが四角いビスケットくらいしかないやつを着けてるやつがいるんですけど、あれ本当に意味ないよなぁ。なんであれつけてんだろ、分かんない。
僕もカーボンのすね当てとか使っていたときがあるんですけど。僕のポジションは結構危ないので、あれがないとえらいことになる。
実際に試合ですね当てが横にずれちゃってて、思いっきり脛にスパイクが入って、いまでも残っているくらいの傷になることもあるし。
だから、良い子は絶対にすね当てをつけることをお勧めしよう。
長谷部誠さんなんか、練習の時からずっとハイソックスですね当てつけてるんだから、それくらいしておいて損はないというか越したことはないんじゃないかと。
最近はソックスに切りこみを入れて、はさみでチョキンチョキンして、ふくらはぎの負担を少なくして攣り防止みたいな人も多いですね。
シティのカイル・ウォーカーとかチョキンチョキンだし、僕の友達でもあるサウサンプトンの主将ジェームズ・ウォード=プラウズもチョキンチョキンしてますし。そこの圧迫が気になる人が多いんでしょうね。
逆に僕はスライディングして、膝とか腿とか傷つきたくないので、すね当て(ソックス?)を極力上げるようにしていて。
たぶん、セルヒオ・ラモスとかもそういう理由じゃないかなと思うんですけど、ぎゅんぎゅんに上げてますよね。
昔、宮市亮選手もティエリ・アンリに憧れて、めちゃめちゃキュンキュンに太腿の真ん中くらいまでソックス上がっていた時がありましたね。
マンチェスター・シティのジャック・グリリッシュはソックスを下げてプレーする選手の代表格。すね当てはかなり小さく、脛がほぼ剥き出しになっている。
本人によれば、幼少期に洗濯して縮んでしまった靴下を履いて好プレーができたことから、そのジンクスとして今でも短いソックスにこだわりがあるそう。
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また、シティDFウォーカーのようにソックスに穴を開ける選手たちもいた。
これは吉田が言っていたようにふくらはぎへの負担軽減のためとされている。