【クセがスゴい】エヴァンゲリオンみたいな魚をさばいて食べてみた結果…

ド派手な見た目の巨大なエサ取り名人アオブダイ。この魚を、釣りYoutuber「あんこうアワーズ」のやっくんさんが、実際にさばく! 気になるそのお味は!? 人を死に至らしめるという猛毒物質を含んでいるということで、調理には細心の注意が必要なこの魚のお味は…!?
※魚処理の専門家がさばいています。アオブダイの内臓には毒があるため、食用には適していません。

→エヴァやんけ…! アオブダイの全貌はこちら

●文:ルアマガプラス編集部

登場Youtuber&動画紹介

― あんこうアワーズ

チャンネル登録者数14万人の底もの系人気ユーチューバー。メンバーはやっくん、ひろまっちょ、ちえみ、ゆーか丼の4名。いろいろな巨大魚や怪魚、猛魚を釣って釣って、釣りまくる!

― 今回紹介する動画はコチラ!

これが碧色の重戦車、アオブダイ!

あんこうアワーズは、魚屋さんでもあるリーダーのやっくんさんと3人のメンバーが、様々な釣りに挑戦したり、魚を実際に調理したりと、様々な動画を公開する人気の釣りYoutuberだ。

今回のテーマはカラフルな魚体のアオブダイ。釣りのゲストとしてヒットしてくることもあるこの魚を、やっくんさんがさばいていくという内容だ。青、水色、紫のボディはまるで汎用人型決戦兵器!

エヴァンゲリオンみたいな色しとるねw

新鮮な魚はやはり刺身で楽しみたいところ。しかしながら、アオブダイは体内に毒を蓄えており、これを摂取すると最悪死に至るという。この毒は主にアオブダイの肝臓や内臓に含まれている。そのため、アオブダイの販売流通は自粛されているのが実状だ。

もし、アオブダイが釣れたりしても、食中毒の危険性があるため、決して食べないように注意したい。

クチバシは歯ブラシで掃除!

それでは早速捌いていく。まずは魚体をしっかり洗う。体をブラシで擦ってぬめりをとり、歯を綺麗にする場合は歯ブラシを使用!

アオブダイの歯を磨く
芸能人は歯が命

次はウロコを処理していくが、アオブダイのウロコは大きく剥がしていくのはヒト苦労だ。ウロコを剥がした感触はまるでコイ!?

強靭なウロコが剥がれ難い
ほぼ鯉

猛毒物質がある臓物は激臭注意!

頭を落とし、内臓の処理に取り掛かる。肝臓を取り出し観察。触った感じは冷たい粘土、そして匂いは強烈な悪臭! この肝臓に有毒物質が入っている。

危険な部位を取り除けば、身の部分は理論上実食可能ではあるが、間違って身に付着するなども考えられるので、絶対に真似しない方が良いだろう。

気を取り直して、次は三枚下ろし。身の感触はハタ類に近く、骨はとにかく太くて硬い。そして、身からも独特のニオイがしてくる。内臓に近い腹の部分は大きくカット。

解体を進めていき、皮をすけば見慣れた魚のサクが完成。数枚、刺身状に切り取り、味見をしてみる。

いよいよ実食 “味は”悪くない!

まずはひと口。臭みはなく、身はタンパクで味は悪くない。なかなかなイケそうだが…、弾力のある身を噛んでいくと後から臭みが追いかけてくる!

刺身で食べるのはオススメしないという結果に落ち着いた。

刺身がダメならフライはどうだ!

今度は油で揚げることで臭みの除去を試みる。小さくカットした身を打ち粉にまぶして溶き卵にくぐらせ、パン粉をまぶして油で揚げる。こんがりキツネ色になるまで熱して完成。これを魚のフライ定番のタルタルソースでいただく。

― 揚げてしまえばこっちのもん、フライは普通に美味!

アオブダイのフライを実食。懸念していた臭みがなくなっており、身が柔らかく、お店で出せるレベルで美味しいようだ。

ただ、何度も言うが内臓部にはが含まれている。そして、この毒は加熱や塩蔵でも分解されないとされている。

あんこうアワーズでは釣りガールを募集中!

ちなみに、メンバーのひろまっちょが女性アングラーの釣りクラブを結成。メンバーを絶賛募集中なので、興味のある方はコンタクトをとってみてほしい。詳しくはひろまっちょのツイッターをチェック!

今回紹介した動画はこちら

漁港などでたまに見かけるアオブダイ。毒を持つというこの魚を実際に捌いて食べてみたのがこの動画だ。記事ではお伝えしきれていない内容もあるので、詳細は是非、動画でチェックしてみてほしい。

→エヴァやんけ…! アオブダイの写真ギャラリー


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