バルセロナのフランス代表FWウスマーヌ・デンベレ(26)だが、パリ・サンジェルマン(PSG)への移籍は確定的なようだ。
2017年8月にドルトムントから加入したデンベレ。才能あるアタッカーとして大きく評価された一方で、度重なる負傷により稼働できない期間も長く、批判を受けることも多かった。
ただ、ケガをしていなければ見せる才能は非常に高く、これまでバルセロナでは185に出場し40ゴール43アシストを記録している。
両ウイングでプレーが可能で、一時期は中央でもプレーしたデンベレ。チャビ・エルナンデス監督は非常に高く評価しており、2027年夏までの契約更新をオファーしたが、拒否されてしまった。
そしてここに来て浮上したのがPSGへの移籍。フランス代表FWキリアン・ムバッペを巡る問題があるPSGはアタッカーが足りなくなる状況。バルセロナ時代は被っていないが、ルイス・エンリケ監督も獲得を望んでいるとされている。
ただ、スペイン『ムンド・デポルティボ』によると、デンベレの移籍は確定しているとのこと。クラブ関係者が明かしたとし、移籍金も5000万ユーロ(約78億7000万円)で確定しているという。
バルセロナとデンベレの間には非公開の個人的な契約があるとされ、7月31日までに退団の意思をクラブに伝えた場合、1億ユーロ(約157億4000万円)に設定されていた契約解除条項が、5000万ユーロになるというものだという。
すでに8月に入っているが、デンベレはバルセロナと話がついているとのこと。加えて、この移籍金は折半され、2500万ユーロ(約39億3500万円)はデンベレに入ることになっているという。ただ、バルセロナは契約条項の一部が遵守されていないと考えており、50%の分配の割合について話し合いをしているとのことだ。
バルセロナは2日にミランとフレンドリーマッチで対戦。デンベレはベンチに座ることとなり、移籍する可能性が高まっていると見られている。すでに5000万ユーロでの売却が確定し、あとは正式に発表されるのを待つだけという状況。ミラン戦が終わればバルセロナに戻ることとなり、その後の発表になるものと見られている。