個人情報の誤送信 石垣市が第三者委を設置へ 沖縄

 【石垣】石垣市が市税滞納者7人の預貯金差し押さえリストをファクスで誤送信した件で、市は1日の市議会臨時会で、原因究明のための第三者委員会を設置する考えを示した。委員の構成や実施日時などの詳細は今後調整する。市は再発防止策として、今後、個人情報を含む文書はファクスを使用せず、パスワード付きの電子メールや、書留の郵送で送ることを検討するとした。

 臨時会で、中立会派未来の箕底(みのそこ)用一氏と後上里(しいうえざと)厚司氏が個人情報漏えいを問題視し第三者委員会設置を求めた。これに対し翁長致純(ちじゅん)総務部長が設置すると明言した。市は7月12日、銀行の預金取引調査センターにファクスで送るリストを、本島内の不動産事業者に誤送信していた。

 (照屋大哲)

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