中古車販売大手ビッグモーター（東京）が、9月から営業時間を短縮することが2日、関係者への取材で分かった。現在は午前9時から午後8時までが主流だが、全店舗で午前10時から午後7時までとする。過剰なノルマに象徴される労務環境を見直し、自動車保険の保険金不正請求問題の温床になった組織風土を変革する一環。
会社側が2日までに社員に通知した。営業時間の短縮で「労働環境を改善し、生産性を高めてお客さまへ最高のサービスを提供できるようにしたい」と説明している。
ビッグモーターでは、休日でも上司からLINE（ライン）で頻繁に連絡が来るなど、従業員は厳しい働き方を強いられていた。
