台所にはかまど、浴室には五右衛門風呂!空き家を活用して活性化へ 興居島に古民家リフォームした宿がオープン

愛媛県松山市の離島・興居島で、古民家をリフォームした宿泊施設がオープンすることになり、2日、お披露目されました。目指すは島の活性化です。

興居島にオープンする「古民家宿傳次」。

和洋室3部屋に最大6人が宿泊できる、1軒貸し切り、1泊5万円の施設です。

岡山出身で松山市在住のオーナー・大塚仁美さんは、幼い頃から興居島に遊びに来ていて、過疎の進む島を元気にしたいという思いが、開業のきっかけだそうです。

古民家宿傳次 店主 大塚仁美さん
「観光客や海の家に来ているお客さんが減っているのを身に染みて分かっていたし、空き家も増えていた。私にも何かこの島でできないかという思いがあって」

全国古民家再生協会の協力を得ながら、およそ4年の年月をかけてオープンにこぎつけました。

「古民家の良さを最大限に引き出す」がコンセプトで、その言葉通り、古民家の雰囲気を残しつつ快適に過ごせる空間を作り上げました。

台所には、今やほとんど見かけないかまどがある一方、浴室の五右衛門風呂は一から作り直したそうです。

「古民家宿傳次」のオープンは7月10日で、4日からインスタグラムで予約を開始するということです。

基本的には素泊まりですが、オプションで出張料理のサービスもあるそうです。

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