コロナ禍で中止を余儀なくされた「夏まつり」の賑わいが戻ってきました。
伝統の祭りに沸く各地の様子を取材しました。
「日本三名泉」の一つ、岐阜県の下呂温泉で1日に行われたのが「龍神火まつり」。
コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となり、約200人の住民が参加しました。
(参加した住民)
「楽しいです!毎週でもいい」
「龍神火まつり」は村人が龍に借りたお椀を壊してしまったという、地域に伝わる話をもとに53年前から始まり、5頭の龍が登場して勇壮な舞を披露します。
祭りのクライマックスは長さ約17メートル、重さ150キロほどの張り子の龍5頭がうねりを見せる乱舞で、訪れた見物客たちを楽しませていました。
(観光客)
「やっぱり祭りはいい。街が賑やかになる」
祭りの賑わいは三重県でも…。
8月1日は「八朔(はっさく)」。
伊勢神宮の外宮では「八朔参り」が行われ、大勢の市民が参拝しました。
この日、行われたのは「外宮さん ゆかたで千人お参り」。
無病息災や五穀豊穣を願い、8月1日に神宮を参拝する「八朔参宮」の風習を復活させようと、25年前に市民グループの呼びかけで始まりました。
(参拝者)
「風情があって、こんな時しか(浴衣を)着られないので良かった」
1日は午後6時ごろから、ゆかた姿の地元市民が大勢集まり、涼しい夜風が吹く中、無病息災や家内安全などを願っていました。