京都府畜産センター(綾部市)の施設公開がこのほど開かれ、家族連れらが牛やヤギに餌を与えたり搾乳を体験したりして酪農の仕事に触れた。
夏休み中の子どもたちに畜産業を知ってもらおうと、人数制限を設けない施設公開を初めて企画。約200人が集まった。
牛舎では、センター職員の指導で2歳の雌牛1頭の搾乳に挑んだ。子どもたちは恐る恐る牛に近づいて片手で乳をゆっくりと握り、勢いよく乳が出ると歓声を上げていた。別の成牛に牧草を与えることもでき、牛に顔を近づけながら「たくさん食べて」と話しかける姿もあった。
家族3人で訪れた中筋小1年の児童(6)は「牛の乳は柔らかくてたくさん出た。初めてで楽しかった」と話していた。