霧島「この経験は次につながる」 新大関場所、途中出場で負け越し

ぶつかり稽古で胸を出す霧島=2日、東京都立川市

 大相撲の夏巡業は2日、東京都立川市で行われ、新大関で途中出場した名古屋場所を負け越した霧島は相撲を取らず、ぶつかり稽古で新大関豊昇龍らに胸を出した。右肋骨痛に苦しんだ場所を「急に痛くなったり、治まったりと難しかった。勝ち越せずに残念だが、この経験は次につながる」と胸中を吐露した。

 初日から休場の霧島は4日目から出場したが終盤に3連敗し、6勝7敗2休に終わった。「途中で休みたいとも思ったが、師匠(陸奥親方=元大関霧島)から『出た限りはもう休めない。いい勉強になる』と言われ、頑張った」と語った。

 秋場所(9月10日初日・両国国技館)はかど番。昇進2場所目で早くも試練を迎える。

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