岩田剛典や戸塚純貴ら初の朝ドラ、伊藤沙莉「素敵な方々」

女優・伊藤沙莉がヒロインを務める2024年前期の連続テレビ小説『虎に翼』(NHK)。その主人公・猪爪寅子(ともこ)とともに法を学ぶ「明律大学」の仲間に、朝ドラ初出演となる岩田剛典、戸塚純貴、ハ・ヨンスらが決まった。

連続テレビ小説『虎に翼』に出演する岩田剛典(左)と戸塚純貴

日本初の女性弁護士・三淵嘉子(みぶちよしこ)さんをモデルに、後に裁判官となる寅子とその仲間たちが道なき道を切り開いて、人々を救っていく同作。その仲間たちの発表に伊藤は、「次々と出演者の方々のお名前を聞くたびに毎度興奮状態にあります。ワクワクとソワソワを行ったり来たりしていますが『大丈夫だ』と思わせてくださるような素敵な方々の名前を見て、ますます頑張ろう!という気持ちになっています」という。

まず、ダンサー以外にもドラマ『崖っぷちホテル!』(日本テレビ)など俳優としても活躍する岩田が、社交的で学生たちの中心的な存在となる花岡悟役。「初めての連続テレビ小説への出演で、当時の厳しい時代を生き抜いた若者を演じられるこの機会を与えていただき、心から感謝しております。情熱あふれる法曹たちの物語に飛び込むことがいまから楽しみでなりません」とコメントする。

また、『だが、情熱はある』(日本テレビ)で芸人・春日俊彰を好演した戸塚は、寅子が女子部から法学部へ進学した際に出会う男子学生・轟太一役。「自分が演じる轟太一がどんな影響を与えられるのかは分かりませんが寅子に寄り添いながら朝ドラに一味違う風をお送りできれば」と意気込む。

さらに朝鮮半島からの留学生役を演じるのは、韓国出身のハ・ヨンス。ドラマ『モンスター』『リッチマン』などに出演する女優で、2022年の年末に日本で活動を始めたばかりだ。そのほか、朝ドラ『おちょやん』でお茶子のひとりを演じた土居志央梨、ドラマ『ホスト相続しちゃいました』(カンテレ)で主演を務めた桜井ユキ、朝ドラは4作目となる平岩紙らが出演。

制作統括の尾崎裕和さんは、「寅子を取り巻く仲間たちを、個性豊かな素晴らしいキャストのみなさんに演じていただけることになりました。それぞれの縁は卒業してからも続きます。法律を学ぶ学園に集った仲間たちの軌跡を見守っていただければ」と紹介する。

同作は、日本初の女性専門の法律学校を卒業し裁判官になる女性をヒロインに、政治でも経済でも解決できない追いつめられた人々を、その苦境から救うため情熱をもって仲間たちと向き合う物語。2024年春の放送で、2023年秋にクランクインを予定している。

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