ニジェールから国外退避進む 仏伊支援、クーデター1週間

ニジェールの首都ニアメーでロシア国旗を持ちデモに参加する市民ら=7月30日(AP=共同)

 【パリ共同】クーデターが起きた西アフリカ・ニジェールで2日、フランスやイタリアの支援によるそれぞれの国民らの国外退避が進んだ。フランス政府は同日中に退避を終了させたい考え。ロイター通信は2日、米大使館から職員の一部がチャーター機で退避すると報じた。クーデターから2日で1週間。緊迫した情勢が続いている。

 フランス政府支援の第1陣の航空機は262人を乗せて1日にニジェールの首都ニアメーを離陸し、2日未明にパリに到着。その後、第2陣の便も到着した。邦人2人と外国籍の家族1人もフランス手配の航空機で退避した。日本政府によると、1日時点で約10人の邦人がニジェールに滞在している。

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