【Bリーグ】横浜BC、営業面でも快進撃 「プレミア」参入に大きく前進

年明け以降の平均入場者数は4000人超を記録。ぎっしりと埋まったスタンドに押され、横浜BCは躍進を遂げた=2月、横浜国際プール

 昨季史上初の4強入りを飾ったバスケットボール男子のBリーグ1部(B1)横浜ビー・コルセアーズが営業面でも快進撃を続けている。2022―23年シーズンの売上高は暫定値で前年比35.2%増の12億400万円に達し、クラブ史上最高額を更新する見込み。26年に創設される新たなトップカテゴリー「Bリーグ・プレミア」への参入に大きく前進した格好で、白井英介社長(35)は「23―24年シーズンはさらに高いところを目指していく」と10月に開幕する新シーズンへ並々ならぬ意欲を示している。

 チームの躍進が好循環を生んだ。クラブによると、昨季の平均観客数はリーグ6位に上る3694人で、特に熾烈(しれつ)な地区優勝争いを演じた昨年12月以降、ホームの横浜国際プールでは4200人超の来場者を集めた。ファンクラブ会員数の伸びも顕著で、7月25日時点で4080人と、前年同期比179%増の活況ぶりだ。

 日本代表の司令塔・河村勇輝(22)の存在も大きく、「われわれの魅力を伝えることができたシーズンだった」と白井社長。「売上高12億円」の達成はクラブのポテンシャルを示すとともに、未来へとつながる。

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