警察とJAが特殊詐欺を防止する訓練 高額の出金をしようとした高齢者から事情を聞き窓口で職員が対応 被害額が約1億3000万円と県内ワーストの豊橋市で 愛知 

愛知県豊橋市で、金融機関に犯罪への意識を高めてもらおうと、警察が特殊詐欺などを防止するための訓練を行いました。

この訓練は金融機関に犯罪への意識を高めてもらおうと、豊橋警察署とJA豊橋が毎年行っているもので今回は職員ら33人が参加。

2日は「熱中症が心配で、しばらく窓口に来なくてもいいように100万円の生活費を口座から下ろしたい」という高齢の男性が窓口にやってくるところから訓練がスタート。

実は男性は「会社で出した損失を補填したい」と電話をしてきた息子をかたる犯人にだまされている想定で、窓口対応の職員が男性の出金を止める流れを確認しました。

豊橋市は6月末までに特殊詐欺による被害が約1億3000万円と県内ワーストで、豊橋警察署は「窓口で高齢者が高額な出金をする場合は迷わず警察に通報してほしい」と呼びかけています。

また、今回の訓練では2人組の男が窓口に押し入り金を奪って逃げた時に警察に通報し、状況を説明するまでの流れも確認しました。

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