犬のリードにおける『NG行為』4選!間違った知識が愛犬を危険に晒していることも

1.公園など広い場所ではリードを外す

家を出る時はリードを犬にきちんとつけているのに、公園や広場、河川敷など広い場所に来るとリードを外してしまう飼い主さんがいます。「広い場所で愛犬をのびのび走らせたい」「近くに人もいないし」と思ってのことだと思いますが、ノーリードは絶対にNGです。

犬のノーリードは多くの自治体や公園で禁止されていますし、何よりリードをしていない犬はトラブルに巻き込まれる可能性が高くなります。呼び戻しのしつけが完璧な犬でも、突然大きな音が鳴ればパニックになり道路に飛び出すかもしれません。逃げて行方不明になることも考えられます。

自転車に轢かれる、連れ去り、虐待、誤飲などなど、挙げればきりがないほどリードをしていないことで事故や事件に遭うリスクは増えるのです。

また、世の中には犬が好きな人ばかりではありません。周囲へ配慮するためにも外ではリードを必ずつけましょう。

2.伸縮リードを普段使いする

愛犬の散歩に長さを調節できる「伸縮リード(フレキシブルリード)」を使っている飼い主さん、実はその行為もNG行為に当てはまります!

伸縮リードは『公園など広い場所で犬を走らせたい時に使用するためのリード』。そのため、普段の散歩には適していません。

「短い状態にして持てば良いんじゃないの?」と思うかもしれませんが、伸縮リードには以下のようなデメリットがあります。

  • 落とした時に犬が驚いてしまう
  • 短くする時に犬の首に負担がかかることがある
  • 伸ばした状態で犬が走りだすと止めることができない
  • 耐久性がいまひとつ物足りないものが多い

特に、リードを収納する部分を飼い主が落としてしまい、犬が驚いて逃走、行方不明になるトラブルはよく耳にします。走るとリードの収納部分が音を立てながら追いかけてくる訳ですから、しつけをされている犬でもパニックになってしまうのは当然のことです。

犬の普段の散歩には伸縮タイプではない普通のリードを使うようにしましょう。伸縮リードで遊ばせたい時は、公園などに着いてからつけ変えることをおすすめします。

3.愛犬の体格に合っていないリードを使う

リードを選ぶ時は、愛犬の体格に合っているものを選びましょう。選び方を間違えるとトラブルになりますので注意が必要です。

例えば、太い金属製のリードをチワワのような小型犬に使うと重すぎて犬の体には大きな負担がかかります。逆に、大型犬に細い紐のようなリードを使えば犬の力に負けてリードが壊れてしまう危険性が高いです。

リードはデザインやブランドで選ぶのも一つの方法ですが、まずは愛犬の体格や性格に合っているものを選ぶところから始めましょう。

4.リードを手首に巻きつけて持つ

飼い主のみなさんは、愛犬のリードをどのように握っているでしょうか。

多くの方がやっているであろう「リードの端についている輪の部分に手を通し、グルグルと手首に巻きつける」持ち方は、安定感があり正しい持ち方のように思えます。

しかし、実はこの持ち方は飼い主さんが危険です。犬が突然走りだした場合、手首にリードを巻きつけていると引っ張られる上にリードが取れず転倒する恐れがあります。

正しいリードの持ち方は「輪の部分に親指だけを通し、軽く握り込むように持つ」方法です。この持ち方なら転倒するリスクが減りますので、ぜひ実践してみてくださいね。

まとめ

犬のリードにおけるNG行為をご紹介しました。リードは使い方を誤ると、最悪の場合愛犬が死んでしまう恐れもあります。

もしご紹介した中に当てはまる行為があった方は、すぐに改善するようにしましょう。愛犬との散歩は安全に楽しく楽しんでくださいね。

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