中高生スマホ ルールの在り方議論 岡山でサミット 11校30人参加

スマホ使用のルールの在り方について意見交換する中高生

 岡山県内の中高生がスマートフォンの適切な利用法を考える「OKAYAMAスマホサミット2023」(県教委、岡山市教委、山陽新聞社主催)の第2回会合が2日、岡山市内であり、スマホを有効に活用する観点からルールの在り方について意見を交わした。

 県内の中高11校の生徒約30人が参加し、グループに分かれて討議した。いずれも最低限の使用ルールは必要との考えで一致した一方、校内でのスマホ使用を禁止する学校が多い現状を踏まえ「学校はスマホを悪いものとして扱っている。休み時間なら使ってもいいと思う」「大人たちだけで決めずに生徒の声も聞いてほしい」といった意見が出た。

 生徒たちは今後、学習での活用といったスマホのメリットをアピールしたり、保護者に対して家庭でのルールづくりを呼びかけたりする方向で、話し合いの成果をメッセージとして取りまとめ、11月に発表する予定。

 サミットの講師を務める国立教育政策研究所の高橋典久総括研究官は「みんなが納得できるようなメッセージを発信し、スマホをうまく使いこなしてほしい」と話した。

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