無線で送受電、開発目指す 月面実証も、名工大など

 名古屋工業大や金沢工業大(石川県野々市市)などのチームは2日、無線で電気を遠距離へ供給する送受電システムの開発を目指し、宇宙航空研究開発機構(JAXA)と共同研究を開始すると発表した。月面探査での同システムの実証を目標としている。

 チームは24ギガヘルツ帯の電波を利用し、送受電するシステムを検討。地球上よりも高い放射線にさらされる月面環境で使用できる装置の開発が必要となる。また、小型で高効率な給電システムとして、地上での活用に向けても研究を進める。

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