アメリカ航空宇宙局（NASA）と宇宙航空研究開発機構（JAXA）は、JAXAの古川聡宇宙飛行士ら4名が参加する有人宇宙飛行ミッション「Crew-7（クルー7）」の打ち上げ予定日が日本時間2023年8月21日に変更されたことを発表しました。【2023年8月2日11時】
【▲ NASAの有人宇宙飛行ミッション「Crew-7」のポートレート。左から：NASAのジャスミン・モーグベリー宇宙飛行士、ESAのアンドレアス・モーゲンセン宇宙飛行士、JAXAの古川聡宇宙飛行士、ロスコスモスのコンスタンチン・ボリソフ宇宙飛行士（Credit: NASA/Bill Stafford and Robert Markowitz）】
Crew-7はスペースXのCrew Dragon（クルードラゴン）宇宙船「Endurance（エンデュランス）」による国際宇宙ステーション（ISS）への有人宇宙飛行ミッションです。コマンダーはNASAのジャスミン・モーグベリー（Jasmin Moghbeli）宇宙飛行士、パイロットは欧州宇宙機関（ESA）のアンドレアス・モーゲンセン（Andreas Mogensen）宇宙飛行士、ミッションスペシャリストは古川聡宇宙飛行士とロスコスモス（Roscosmos）のコンスタンチン・ボリソフ（Konstantin Borisov）宇宙飛行士です。
古川飛行士は今回のCrew-7が2回目の宇宙飛行です。1回目の宇宙飛行では2011年6月から11月にかけて、第28次／第29次長期滞在クルーの一員としてISSに滞在しました。ESAのモーゲンセン飛行士は2015年9月に10日間の宇宙飛行ミッションでISSに短期滞在した経験があります。NASAのモーグベリー飛行士とロスコスモスのボリソフ飛行士は今回が初の宇宙飛行となります。
NASAやJAXAによると、古川飛行士らを乗せたクルードラゴン宇宙船の新たな打ち上げ目標日時は日本時間2023年8月21日18時23分（米国東部夏時間同日5時23分）で、予備の日時として日本時間2023年8月25日16時49分が設定されています（※ISSの運用状況や天候等の条件によって再度変更される可能性もあります）。
なお、7月27日時点での打ち上げ目標日時は日本時間2023年8月17日19時56分でした。NASAによれば、打ち上げが実施されるケネディ宇宙センター39A射点では、今回の変更によって追加の作業時間が確保できるということです。
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文／sorae編集部
