転院搬送支援 札幌市がシステム 24年度、医療機関で情報共有

 札幌市は、急性期を脱した入院患者の転院搬送支援システムを2024年度から導入する。救急処置が終わった患者を長期療養のための医療機関に円滑に移す仕組みをつくるのが目的で、空き病床などの情報を各医療機関で共有できる新技術を活用する。コロナ禍で患者の搬送先が決まらない事例が相次いだ経験を踏まえたもので、市によると、道内では珍しいという。

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