海上保安庁がPR動画で仕事紹介 関東六浦高生と共同制作 巡視船「いず」船内や潜水士訓練の様子を2分で

最優秀賞に輝いた動画(海上保安庁公式ユーチューブチャンネルから)

 海の安全を守る海上保安官の仕事に親しみを持ってもらうため、海上保安庁のPR動画が動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されている。海保と関東学院六浦高校(横浜市金沢区)がタッグを組み、同校1年生36人が約3カ月かけて制作した。若い感性があふれる個性豊かな作品に仕上がっている。

 同校が動画制作授業の一環で、海保側にオファーして実現した。生徒たちは9班に分かれて動画を制作。入学間もない4月から企画を練り始めた。第3管区海上保安本部の横浜海上防災基地(同市中区)にも3~4回にわたって訪問し、職場見学や職員へのインタビューを行いながら、撮影や編集を進めていった。

 完成した動画は7月に同校で行われた審査会で披露され、最優秀賞には廣田心さん(15)らのチームが選ばれた。巡視船「いず」の船内や潜水士の訓練の様子を、クイズを交えて約2分にまとめた。小さい子どもにターゲットを絞って目線を低く撮影し、漢字を使わずにテロップを入れるなどの工夫が評価された。

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