ビッグ街路樹枯死問題 必要な対応とると国交相

 斉藤鉄夫国土交通大臣は1日の記者会見で、道路運送車両法に基づき7月28日実施したビッグモーターへの立入検査について「34の事業場に対し一斉に立入検査を行った。現在、内容の精査も含めて引き続き、事実関係の確認を行っている」と述べた。

 斉藤大臣は「現在、事実関係確認中で処分の有無やスケジュールも含め、現時点では予断をもって答えられない」と事実確認が終了後の話とした。

 一方、ビッグモーター店舗前の街路樹が不自然に枯れた問題に関しては「国土交通省が管理する直轄国道沿いのビッグモーター111店舗のうち店舗前の街路樹に枯死の発生がある店舗が10店舗確認された」とした。

 そのうえで「枯死が確認された箇所について、原因を調査し、除草剤などが確認された場合には被害届を提出する。原因者が特定されれば損害賠償等を請求する」とした。

 斉藤大臣はこの問題について「関係機関と相談、調整しながら必要な対応を検討したい」と述べた。(編集担当:森高龍二)

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