「御所野」一戸町直営に 来年度方針、観光誘客強化へ

 一戸町は御所野遺跡を含む御所野縄文公園の管理運営について、2024年度から町直営とする方針を決めた。NPO法人による指定管理期間が本年度末で満了後に移行し、観光誘客の取り組みを強化する。

 02年にオープンした同公園は町直営を経て21年度からいちのへ文化・芸術NPO(高田和徳代表理事)が指定管理者となっている。直営に戻した後、御所野縄文博物館の職員は希望すれば町の会計年度任用職員として採用を想定している。

 世界文化遺産「北海道・北東北の縄文遺跡群」を構成する御所野遺跡は縄文時代中期後半(約5千~4200年前)の集落遺跡。1993年に国史跡指定、21年には世界文化遺産に登録された。

© 株式会社岩手日報社