「米粉食べよう」農水省プロジェクト始動 スーパー、外食でフェア展開へ

プロジェクトの始動をPRするイベント(右から野中農水副大臣、小池栄子さん)(2日、東京都港区で)

米粉の魅力を発信し、消費機会を広げるための「米・米粉消費拡大推進プロジェクト」が2日、始動した。農水省とぐるなびが企画。全国のスーパーで米粉の売り場を特設する他、大手外食チェーンでのフェア開催を予定する。

プロジェクトは、農水省の「米・米粉消費拡大対策事業」の一環。米の需要が年間約10万トンペースで減り続ける中、米粉で消費をてこ入れする狙い。

大手外食チェーンと連携したフェアでは、麺類、スイーツ、パンなどのメニューを想定。テレビCMや特設サイトを通じた魅力発信、イトーヨーカドーなど全国のスーパーへの米粉売り場の設置も柱とする。有名料理人による米粉レシピなどの情報発信も充実させ、消費提案を強化する。

東京都内で2日に開かれたキックオフイベントには、テレビCMのキャラクターに就任した俳優の小池栄子さんが登場した。「米は毎食食べるほど好き」と話し、PRに意欲を示した。野中厚農水副大臣は「米粉を家庭でも取り入れてもらえるように発信を強めたい」と話した。

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