米地銀の最大手に追加出資 三菱UFJ、1300億円

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 三菱UFJ銀行は3日、米地銀最大手USバンコープに約9億3600万ドル(約1300億円)を追加出資すると発表した。出資比率は4.39%となる。米国の日系顧客向けサービスの強化など提携の具体化を進める。

 三菱UFJフィナンシャル・グループは昨年、米国の傘下銀行MUFGユニオンバンクの全株式をバンコープに売却し、バンコープ株の2.89%を取得した。売却完了後5年以内にバンコープから35億ドルを受け取る予定で、その一部として今回の出資と同額の約9億3600万ドルを得るため、実質的な資金の移動は発生しない。

 バンコープの子会社との間で、有事の際にドルを調達する取引にも合意した。

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