学校での熱中症対策徹底して 岩手県教委が通知

 岩手県教委は、教育活動中の熱中症対策の徹底を県立学校と市町村教委に通知した。山形県米沢市で先月、部活動から帰宅中の中学生が熱中症の疑いで亡くなったことを受けて文部科学省が出した通知を踏まえた対応。1日付。

 通知では、気象庁や環境省が注意を呼びかける「熱中症警戒アラート」や気温や湿度などに基づいた「暑さ指数」を実施判断に活用することや、実施の基準などをあらかじめ決めておくことが有効とした。

 また▽スポーツ活動前後、活動中の水分補給▽必要に応じて水分、塩分の補給ができる環境の整備▽児童生徒が自ら体調管理できるような指導-なども挙げ、適切な対応を求めた。

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