戦争や原爆の悲惨さを知り平和のバトンをつなぐ 広島に派遣される25名の中学生たちの壮行会

 戦争や原爆の悲惨さを知り、平和について考えるため広島に派遣される中学生たちの壮行会が2日、宇都宮市内で開かれました。

 宇都宮市役所で行われた壮行会には、平和親善大使として市内の中学校から推薦を受けた中学2年生25人が参加しました。

 この事業は平和教育の一環で原爆被害の実態と戦争の悲惨さを知り、平和の尊さを理解するため、広島平和記念式典に合わせて2000年から広島市へ派遣しているものです。

 去年(2022年)までは新型コロナの影響で中止だったため、4年ぶりに再開しました。

 壮行会では陽西中学校の渡邉亜萌さんが大使を代表して「戦争という過ちを再び繰り返さないようにするために私たち若い世代が真実を心で感じ、皆さんに伝え、一人ひとりが平和への意識を持つことが大切」と述べました。

 旭中学校の山本結月さんは、訪問が予定されている平和記念資料館の館長に贈る平和へのメッセージを読み上げました。

 広島市への派遣は8月5日から3日間行われ、生徒たちは6日に行われる平和記念式典への出席などが予定されています。

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