全国初、ふるさとブックオフ開店 西和賀・湯本屋内温泉プール

ふるさとブックオフで本を手に取る子どもたち

 総合リユースチェーン大手ブックオフコーポレーション(相模原市、堀内康隆社長)と西和賀町の地域連携協定に基づく「ふるさとブックオフ」の全国1号店は2日、同町湯本の湯本屋内温泉プールにオープンした。町にとって十数年ぶりの書店復活で、公共施設を活用したまちの本屋として定着を期す。

 堀内社長、内記和彦町長、運営を担う町水泳協会の高橋健郎(たてお)会長らがテープカット。早速、湯田小の児童らが本を見定めた。高橋汰佑(たすく)君(6年)は「たくさん本があってうれしい。漫画が好きなので、機会があればこれからも立ち寄りたい」と歓迎した。

 全国で書店のない自治体は増えており、町と連携して同社の30周年記念事業として企画。温泉プールのロビーにスペースを設け、古書3千冊を並べた。定期的に入れ替える。

 書籍の買い取りは行わず、営業は午前10時~午後6時(月曜定休)。

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