東京スカイツリー 防災設備を公開

来月は関東大震災から、100年という節目です。墨田区の東京スカイツリーでは大規模な災害に備えた防災設備が報道陣に公開されました。

記者:「こちらが東京スカイツリーの中心部です。非常に大きな柱です。先が見えなくなるほど上まで続いています」

高さ375mにおよぶこの柱はタワー本体から独立していて、地震が起きた際にはそれぞれが別々に振動するため、タワー全体の揺れを抑える役割を担っているということです。

445メートルの高さにある備蓄倉庫には、停電によりタワーから降りられなくなった人のための食料や水が備えられています。また地下には、墨田区が用意した施設の利用者3000人分が備蓄されているそうです。そして…こちらのスペースは、非常時に墨田区役所が機能しなくなった場合に区の災害対策の拠点として活用されます。

担当者:「関東大震災の時には墨田区=旧本所区においては多くの方が被害を受けました。節目の年にこの地域の方も含めて改めて「こんな機能があるんだよ」というところを皆さんに知っていただければなという風に思いまして、今回、開催することに致しました」

© TOKYO MX